そのホテルは、連泊する客用に洗濯機の設備がありました。廊下の端に小部屋があり、飲物などの自販機の奥が洗濯機です。洗剤も自動販売機で販売していましたが、私は自宅の洗剤を持ってきていましたので買わずにすみました。
洗濯が終わるまでに1時間ほど掛かるのですが、誰が来るか分からない場所に下着類も入れた洗濯機を放置することなど出来ません。洗濯機の隣に座り込んで、本を読んでいました。小部屋の2つの蛍光灯のうち、入り口側が切れていたのですが奥の蛍光灯は無事だったので、何も問題はないと思っていました。その時は。
確か、夜の9時半頃でした。既に出来上がっているらしい男性が、歌いながら廊下をこちらへやってきます。すこしして、転んだらしい音がしたので小部屋から首を出しました。
その途端に、大声で悲鳴を上げられました。暗い(廊下から見ると、入り口の蛍光灯が切れていたので)部屋から女の生首が出てきたように見えたそうです。
駆けつけたスタッフに酔っ払いと2人で事情を説明して事なきを得ましたが、酔っ払いにショック死されなくて本当に良かったです。